短くて長い詩

それは素晴らしい
それは素敵だった
目を閉じればほら
微笑みが溢れて

悲しみの頃も
幸せの朝も
それら全てが私を連れてきた

あれはいつの日か
愛を見失って
この世界にただ
一人取り残され

暮れてく夕日に
見知らぬ誰かに
気付かれぬ私は
ただ風になった

記憶を辿れば
なぜか溢れてくる
涙がほろりと
ありがとうと言うの

辛い想いほど
愛おしき日々と
私らしいって
微笑んで仕舞うわ

それは短くて長い私の詩
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