恋の双六おんな旅

北の海峡 振り出しに
一(ひい) 二(ふう) 三(み) コマで
十日町(とおかまち)
雪の深さは 情けの深さ
お国なまりに キュンとして
懲りずに二度惚れ 三度惚れ
恋の双六おんな旅

コマの目数は 運まかせ
五(いつ) 六(むう) 七つで 奥(おく)三河(みかわ)
惚れたアイツの 彼女に泣かれ
押しの弱さで 身を引いた
笑わせ上手の イイ男
恋の双六おんな旅

右は潮待ち 鞆(とも)の浦(うら)
左は渦巻く 壇ノ浦(だんのうら)
所詮浮き世は 男と女
十(とお) で上がれば 振り出しか
明日は海峡 渡ろうか
恋の双六おんな旅
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