BABEL

階段を死ぬ気で登り続けた
栄光の星を 掴む気でいた

だけど とうとう 気づいちまったんだ
「俺の才能では届かない」ってこと

その雷槌は 俺のプライドを焼き尽くして
時間が止まった
登り続けた バベルの塔が 崩れていく

I fall...

落ちていく
夢も 理想も消えていくのに
どこか ホッとしたんだ
それが 余計 悲しい

夢を追えるのは 幸せなこと
だのに 苦しんでばかりだったんだ

才能に感謝し 仲間を愛せば
結末は少し 違ったのでしょう

上を妬んで 下 見下して
果てなどないんだ
それじゃ地獄だ

奴隷のように
積んでは登る日々も 終わりか

ああ

I fall...

落ちていく
バベルを行く連中の叫びを聞きながら

“Where am I?”
“Damn, how high is this sky!?”

I fall...

落ちていく
夢が夢のままで終わるとしても
悪くはないか

This is why I realized
“Such is life.”

I fall...

階段を死ぬ気で登るあなたが
今日の尊さに 気づけますように
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