ふゆのうた

外にハネた髪にのった雪がダイヤみたいに光っている
例えじゃないよ
本当に僕にはそう見えているんだよ

あまりにも下手くそな恋は
君となら歩める気がしていた

涙の代わりに冬の歌を
寒さの代わりに僕の右手を
瞳にうつる去年までが嫌になって
また口づけをする

気がついたら僕の胸のど真ん中にずっといるんだよ
嫌いな冬も君が残したポケットの温度で好きになった

あまりに短いこの世は
君だけでそれだけで十分だな

ダイヤの代わりに雪の華を
サンタの代わりに僕の名前を
外の景色とパジャマ姿白くなって
また眠りにつく

「あなたの代わりなどいないの」
同じく僕もうなづいているよ
今年の雪は去年よりも綺麗だって
ほら

涙の代わりに冬の歌を
寒さの代わりに僕の右手を
瞳にうつるこの世界は僕のそばで
愛してる
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