マクスウェルの剣

ニュートンが1kgのモノ 1m/s2で 加速させる力として
定めた1N(kg・m/s2)を基準とし
2つの電荷(q)に働く力の 実験結果を表す
クーロンの法則 F(単位N)=k×Qq/r2

19世紀 アンペール電流の右ねじから 電磁誘導
ガウスの点電荷(q)、電気力線 ファラデーが空間な場に統合
微分で拾い積分で足す 数式20本→4本に
電場(E)、磁場(B)の一瞬 見切って串刺す マクスウェル方程式

磁石が円電流の風な 「遅延ポテンシャルA」 引き連れ(B=rotA)
コイルに近づく加減速で 電荷(q)ふらつく 電流、電場に
静電荷(q)から湧き出す電場 divE(発散)=ρ(電荷密度)/ε0(真空の誘電率)
「遅延ポテンシャルA」が生む磁場(rotA= B)は 閉じたループdivB(発散)=0

磁場(B)の時間変化 打ち消す向き(-)に電場(E)巻くと レンツ、ファラデー
回転ベクトルrotE=-∂B/∂t
逆も真 電場(E)の時間変化(ε0・∂E/∂t)で磁場(B)巻く 対称性揃え
電流(J≒I)に磁場(B)巻く アンペールに足し 電磁場の地図完成
A(遅延ポテンシャル)が司る rotB=μ0J+μ0・ε0・∂E/∂t

揺れた電荷(q)が作る A(遅延ポテンシャル)が遅れ伝うから 波紋が広がり
それが光速(C)で 電磁場(E、B)の水面波立たせ 電磁波(E、B)が飛ぶ
「光の速度測るのに光はいらん」と 戯けるマクスウェル
A(遅延ポテンシャル)の速度が E(電場)、B(磁場)の速度
それは誘電率(ε)、透磁率(μ)

だから1/√ε0×μ0=Cと計算して
フィゾーの計測結果と一致した 秒速30万km
光の主役は 電場(E)、磁場(B)じゃなく 「遅延ポテンシャルA」であり
光速(C)の主役は A(遅延ポテンシャル)を規定する 誘電率(ε)に透磁率(μ)

ε0、μ0が定数ゆえ 右辺も変化できず
光速(C)不変で足し引き出来ず ガリレオ合成速が破綻
時空の変化を受け入れ 電場(E)、磁場(B)が1つになり
相対論への道を開く
×