青色の雨

あなたに会えない 真夜中は雨
うちしずむときの 珈琲のやすらぎ
知らないうちに 昔をおもいだせば
白い湯気のなかに あわい虹がかかっていた
窓をぬらすのは 青色の雨
静かにきこえてくる 幼い二人のうた

ほこりにまみれた 鏡のかおに
指でかいてみた 道化者の鼻を
知らないうちに いたずらも忘れて
ためらいのなかに 夢をえがいていた

今もわたしの胸に 泉がわくように
あの日の二人の声が 飛びかうかもめにのって
空に拡がる夢と はしゃいでいたことが
おもいだされる
ラララ……
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