霧周途

立ち籠める霧から(wow wow wow)
僕を呼んだ その声の方へ

知り得ない行き先に
足場が ああ崩れてく
成す術もないまま めげてる
手がかりも 探せなくて

どうして 電波もない
四角いコンパス 何も答えくれない

助けを求めることも
ままならない僕はただ しどろもどろで
両手いっぱいの焦りに(wow wow wow)
気を取られて あっという間
視界ゼロの様相

目を瞑っても 目を開けても
変わらない 暗雲(wow wow)
逃げたくっても 背を向けても
晴れない霧なら
僕から踏み込んで

何処かに在る手引きを
検索して安心して
本物かわからない糸に
すがるけど 滑り落ちる

ぞんざいな 応急処置で
かすり傷も 塞げない有り様

前触れなく 押し寄せる
混乱の中で何を叫べばいいの
戸惑う時間もなくて(wow wow wow)
波打つ感情 さんざめいて
悶えている僕は

月も太陽も 見えなくなる
静寂を吸い込み(wow wow)
未知数でも 道草でも
鈍い足つきで
冷えた霧の中へ

僕を呼ぶ声がする方 目指した

助けを求めることも
出来ずにいた僕だけど ポケットの中
しまった手を出して(wow wow wow)
繋ぐ先を探してる
大きく息を吸った

目を瞑っても 目を開けても
まだ怖いけれど(wow wow)
覆われても 消えなかった
しるべ握りしめ
霧の向こう側へ
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