永遠のシナリオ

誰もが叶えたくなるような
誰にも叶えられないような
二人だけの物語を盗んでくるから
星になるまでそばにいて

いつか凍えそうに眺めていた冬の空で
きっと心は君を探してた

十進法で積み上がっただけの味気ない日々で
甘くて苦い果実を見つけたのさ

稲妻が切り裂くように 歌声が織り成すように
僕の前に現れた君

誰もが叶えたくなるような
誰にも叶えられないような
二人だけの物語を盗んでくるから
旅の終わりにいるようで
旅の始まりみたいだ
短すぎるぜ、永遠のシナリオは

天使と悪魔を両天秤にかけたあの日
友情を失くした僕は泣きながら

離れてまたくっついて 不安定で歪な磁石
涙も過去も連れていくから 離れないように
届いて 響いて

水際で君がちょっと おどけてはしゃいでもっと
その眼に貫かれて

白よりも白いドレスを着た君はきっと妖精で
深くて暗い森の中の唯一の光

誰もが叶えたくなるような
誰にも叶えられないような
二人だけの物語を盗んでくるから
旅の終わりにいるようで
旅の始まりみたいだ
さぁ今日から二人で永遠のシナリオを記そう
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