十六夜草紙
彷徨える亡骸に縋り泣く陰に気付けば
おまえの声に抱かれて 東雲を遠ざけてくれないか
離れれば十六夜を目印にして会えばいい
いつ出逢える 今日か 明日か 憂いを帯びた目 怯えていた
夕立が 容赦なく 降る 降る
雨がざあざあ 濡れた横顔が綺麗で
傘を差し出してくれる誰かと会えるまで居てくれないか まだ
秘密の話をしよう おまえの気が休まるまで
もう途切れたんだ 夢を見てたの
どうか移ろわないでくれないか
萩の咲く音がする 別れの言葉を
風がざわざわ 揺れた言の葉が乱れて
剥がれ落ちてく夜の帳に焦らされて背を向けた
月がゆらゆら 照らした横顔が綺麗で
次の誰かのためにこの場所を譲ればそれでいいんだ 今
(夏が終わるなら君は何処へ往く 秋が始まれば僕は消えていく)
おまえの声に抱かれて 東雲を遠ざけてくれないか
離れれば十六夜を目印にして会えばいい
いつ出逢える 今日か 明日か 憂いを帯びた目 怯えていた
夕立が 容赦なく 降る 降る
雨がざあざあ 濡れた横顔が綺麗で
傘を差し出してくれる誰かと会えるまで居てくれないか まだ
秘密の話をしよう おまえの気が休まるまで
もう途切れたんだ 夢を見てたの
どうか移ろわないでくれないか
萩の咲く音がする 別れの言葉を
風がざわざわ 揺れた言の葉が乱れて
剥がれ落ちてく夜の帳に焦らされて背を向けた
月がゆらゆら 照らした横顔が綺麗で
次の誰かのためにこの場所を譲ればそれでいいんだ 今
(夏が終わるなら君は何処へ往く 秋が始まれば僕は消えていく)
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