恋挽歌

ひとつの恋が死んだ夜
ふり出す雨にとびこんで
未練流そうと酒の息
酔った泪を雨で消す

道玄坂からひとくだり
誰も恨むな信じるな
病まぬ筈ない恋の傷
無理にこらえて歌う唄
さの恋挽歌

ひとりの女が雨の中
ふるえる躯で一人言
みのある花になりたいわ
呼んでもせのない人を呼ぶ

道玄坂からひとくだり
誰も恨むな信じるな
いつになったら春が来る
むかしなつかし唄う歌
さの恋挽歌

道玄坂からひとくだり
誰も恨むな信じるな
病まぬ筈ない恋の傷
無理にこらえて歌う唄
さの恋挽歌
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