カフェモカ

甘くてほろ苦いひととき
両手握ったカフェモカみたい
冷たい風が包むけど
たまにぶつかる肩が 体火照らせてく

「すっかりもう寒くなったね」なんて
話しながら紅葉のトンネルを歩く
いつもよりわざと歩幅を狭めて

甘くてほろ苦いひととき
両手に握ったカフェモカみたいだ
冷たい風が包むけど
たまにぶつかる肩が 体火照らせてく

さっき見た美術館の絵も忘れるほど綺麗な瞳で
まっすぐにこっちを見ないで
心臓が あぁ、うるさいや

ミルクとチョコが混ざるように
君との境界線ぼやけていく
温もり冷めてしまう前に
伝えられるかな

甘くて心地良いひととき
両手握ったカフェモカみたいだ
欲張り臆病だけどもう少し
このまま君の隣で後味感じさせて
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