sonet

長い夜 月は美しく
目には見えない星を探している

遠ざかる夢の欠片がいくつも
落ちては消えてゆく静かな夜

どんな未来を描いたのだろう
どんな世界を望んでたんだろう

失い続ける旅だとしても
その心だけは失くさないで

あの日 君が流したその涙は
遠い国に降り注ぐ雨になるだろう
そして綺麗な花を咲かせるだろう
僕はそれを奇跡と呼ぶんだ

だからどんなに小さなこの歌も
いつか夜空を駆ける風になるだろう
その中で舞う君を見つけるだろう
僕らそこでまた笑い合おうぜ

喜びと悲しみの間を
すり抜けながら
時は過ぎて行く

真っ白に降り積もる雪の中で
真っ直ぐな眼の君に出会ったんだ

色が生まれて
形を成してゆく

「心のままに生きて良いんだよ」

そんな声が聴こえた気がしてた
見上げればいくつも星達が

あの日 君が抱いていた花の名を
いつまでも僕は忘れないだろう
それはどんな綺麗な光よりも
美しく輝いていたんだ

聴こえているだろう?
この夜を超えれるだろう?
遠くまで 届くまで
輝けるまで

あの日 君が流したその涙は
遠い国に降り注ぐ雨になるだろう
そして綺麗な花を咲かせるだろう
僕はそれを奇跡と呼ぶんだ

だからどんなに小さなこの歌も
いつか夜空を駆ける風になるだろう
何を失っても 君を見つけるだろう
僕らそこでまた笑い合おうぜ
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