DALMATIAN

ハイファイな未来でもうバイバイしよう
いつになったってありえない感じの甘い理想論じゃ
余計なことばかり考えてしまうから
これじゃあぼくらもう

品のないニュース
味のしないコーヒー
人の気も知らないで
困らせようとしている
生活はスローモーション
おぼつかないね
これ以上ぼくらどこへ向かうの

近づきたくて 追いつけなくて
意味ないとこばっかりなんか
ぐるぐる回っているんだ
きっと離れ離れさ このぼくらにだって
愛は宿っていたのに

ハイファイな未来でもうバイバイしよう
いつになったってありえない感じの甘い理想論じゃ
余計なことばかり考えてしまうから
これじゃあぼくらもう戻れやしない

明け方 目を覚まして
冷たい水を飲んで
くしゃくしゃのパン齧って
しばし我に帰る
モスクワの海か 愛なんてものは
零しても泣かないと決めたのに

もう優しくしないでね
だって寂しくなるじゃない
今更そんな言葉で
傷ついちゃって笑えるわ
きっと離れ離れさ このぼくらにだって
愛は宿っていたのに

ハイファイな未来でもうバイバイしよう
いつになったってありえない感じの甘い理想論じゃ
余計なことばかり響くワンルームさ
けど愛していたんだ 今も

苦い思い出はモルト グレーンさ
強い炭酸で割っちゃって
なんかあっけらかんとしちゃって
ふいに虚しくなって
ずっとハングオーバーさ

近づきたくて 追いつけなくて
二人同じ景色を
泳いでいたはずなんだけど
もしも生まれ変われるなら
こんなものいらないから
ただ君のそばで

ハイファイな未来でもうバイバイしよう
いつになったってありえない感じの甘い理想論じゃ
余計なことばかり考えてしまうから
これじゃあぼくらもう

哀れみを愛と勘違いしていたんだろう
君は今日も舞台に立ってしきりに叫んでみせるけど
こんなに胸が苦しくなるなら
ぼくらもう戻れやしない
戻れやしない

ハイファイな未来でもうバイバイしよう
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