流星群

放射状に撒き上げて 七色くぐる君は
僕を見付け手を振った 放課後
「勘違いすんな… ただのクラスメイト」

正門までグランドを 横切る様に不意に
思いついた振りで 君のもとへ
「痛い目をみたいか? 多分無理だぞ」

今夜 近づくみたいよ流星群が 一緒に見に行かないかい?

走り出した僕の心は 転がり落ちる石ころの様さ
流れ星の数だけ 願うのさ
今年最初の奇跡が今 走りはじめた

君の色んな事を知りたいけど
やっぱりなんか 怖くなっちゃってさ…

流れ出しそうな僕の心は 好きになればなるほど痛いのさ
流れ星が願いを 叶えてくれるなら
ずっと好きで居られる様 勇気を与えてくれ

「僕は再び」
走り出した臆病な僕は もう逃げない 悩まない 迷わない
空の青さ 広さで気付けた
誰よりも僕は君の笑顔を 見ていたいから
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