幸せのレシピ

なぜか「キミ」にだけ「ボク」が伝わらない
募れば募るほどに苦しくなるよ
“良薬は苦し”なんて笑って言っていたけど
今更わかった

悪い夢なら醒めてと願う日も
誰にも言えない秘密も
掛け違えたボタンもあの夜も
幸せのレシピかもね

例えば「ボク」がボクじゃなければ
「キミ」がキミじゃなければ…
なんで でも記憶の一つ一つが
「キミ」を呼ぶんだ
閉ざしていた日々と鎖していたココロ
魔法みたいに溶かしてく
いろんな「キミ」がいる
この世界が結局 ほら、好きなんだ。

なぜか「ボク」にだけ「キミ」がわからない
知ろうとすればするだけ難しいのさ
“案ずるより…”なんてわかっているつもりだけど
今更言えない

態度の割に繊細なことも
口は悪いけど優しいとこも
照れ隠しのトゲも正義感も
キミだけのレシピなんだ

例えば「ここ」がここじゃなければ
「今」が今じゃなければ…
出会えてない そう想えばなんか
悪くはないな
閉ざしていた過去と鎖していた明日を
魔法みたいに繋いでく
幸せのレシピが溢れる
世界がとっても ほら、好きなんだ。
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