ピアスの月

透明な泡が揺れて
ベランダに触れて消えた
物語が終われないまま

真面目にも飽きてきて
左耳二つ開けた
夢で見た絵描きのように

躊躇いも冷たさも綺麗なモノで抱きしめて
切なさも喜びも斑な夜は満月のせい

言い訳を破り捨てて
飛び出してみればいいの
夢を見る少女のように

羽ばたきを願うならあなたの声で響かせて
愛されて生きてきて身体の全部に流れてる

躊躇いも冷たさも綺麗なモノで抱きしめて
切なさも喜びも斑な夜は満月のせい
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