普通の恋

普通の恋と知らずに手放してしまった
あなたの街は遠くて特別みたいだった

小さな約束破ったの どうでもよかったな
そんな些細なことだらけが
【運命を感じた一瞬】が散ってくのは
とても時間がかかるものなんだ

「一度好きになったら嫌いな人になれない」なんて
あなたに言ったような気がするけど、そんなことはなかったよ
あなたは特別だったのだと思ってしまうのでした
一度きりで振られてバカにされた気になってもう気づいた
あの頃ちょっとでも今のあたしがいたら少し変わったかな
あなたが普通の恋だと思っていたいよ

あなたとの最後は 悲しくなかったな
少し時間が経ってからは
気楽さがちょっとと 寂しさでいっぱいだった
何が普通かわかんなくなったの

それでも今浮かぶ気持ちは
「あなたと過ごした日々こそ幸せだった」と

ふたりの暮らす距離がとっても遠くてよかったななんて
近くにいるときっと甘えてしまうそんなあなたがよかったと
何年か後にこうなるとは思いもしませんでした
目を細めて笑うところも
人によく気遣うところも
あたしがスマホいじるときも
涙の目もちゃんと見てたよ
綺麗になったあの頃の日々も
嫌いになったあの日のことも
それが普通の恋だと思っていたいの
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