hypno blue

齧る肌 これは愛しさか羨望か どうでも
ハッタリだけで暮らせるなら 生温い海で遊んでいよう

暇潰しに産まれただけで背負わされる碇が多すぎね
期待外れ しわがれ果実 吐き出して いいよ すぐに ねえ

嫌になっちゃうんだって
こんな船とうにとうに終わってる 遠い遠い星見に
息継げないんだって
一緒にさ 吸って吸って止めて 吐いて吐いて懲りない
どうしようもないなら 気怠い寝腐り借りる肌
もう少し強めに
どこまで泳いでも 見えないモーセ

孤独 漕ぎ出す時は独り愛せてた 気がする
水を弾く産毛なぞる ますます萎縮した夢路の跡

砂ばかりの 体預けて ひりついてた焼ける心に
塗りこめて オイル混ぜてつたう
期待外れ いつぞや見てた 彼みたく 笑んでみても

嫌になっちゃうんだって
こんな僕とうにとうに終わってる 時々吹っ切れて
勢い任せで
夜の浜 もっともっとはしゃいで 愛で愛で熱して

潮騒まじって 冷えないように傷を舐め合い
もうなんだかんだほっぽって
誰も知らない洞窟で ねえ

シケ込みたいんだって
こんな舟とうにとうに終わってる 遠い遠い星見に
どこまで足掻いても 眠らない海
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