雪唄

雪が舞う 夢が散る
過ちひとつで失う
傷つけた 人もいる
罪の深さを知る

宙(そら)は嘲笑いもせずに
明日を与えてくれる
それは救いか償いか
吐いた息を見上げて

雪が心を染める
「何度でもやり直せるさ」と
悔いる命があれば
白く白く白く生きられる

宵闇に 浮かぶ月
季節の風が身を洗う
捨てる神 拾う神
いずれも神は神

全てのことに意味があり
罪も傷も苦汁も
夜は誰かの昼であり
今日が明日へと続く

月が心を照らす
「遅すぎることなどないさ」と
学ぶ命があれば
淡くけれど強く生きられる

雪が心を染める
「何度でもやり直せるさ」と
悔いる命があれば
白く白く白く生きられる
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