みぞれ…みぞれまじりの つめたい雨が
小雪にかわる 冬の宿
可愛いいお前の 柔肌を
せめて別れの 餞に
俺は抱きたい もう一度

眼には…眼には見えない さだめの糸は
心と心 結ぶ愛
ふたりの明日は ないけれど
炎えるお前の 黒髪を
そっとこの手に からませる

北の…北のはずれの 夜明けの町で
別れの朝の 恋みれん
言葉じゃ云えない この俺の
詫びる気持を 餞に
お前ひとりを 守りたい
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