ナントとカナルの物語

街を見下ろす 丘に座って 涙ぬぐってる
泣き虫の「ナント」
隣でいつも なぐさめるのは 大の仲良し
名前は「カナル」

どうして僕らだけが はみ出しちゃうのかな

思い切って 笑ってみよう ふたりなら なんとかなる
吹き抜ける風が 涙を乾かした

歯車のような 決まり切った毎日
抜け出したくって悩んでる「ナント」
冒険するよりも 叩かれるくらいなら
波風立てずに暮らしたい「カナル」

どっちを選んだって 明日は来るから

理由もなく 笑っていよう そのうちに なんとかなる
おまじないのようなふたりさ ナントとカナル

雨上がりの空 星屑たちの歌が ふたり包むように 降り注ぐ

いつまでも 笑っていよう そのうちなんとかなるよきっと
理由もなく 信じていよう 今出来ることやればいい
笑いあえる 君がいるなら ナントカナル
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