蜉蝣

窓辺に佇む後ろ姿に
夕暮れ静かに透き徹るよう

君は僕に微笑んで
僕は君を見つめた
ふたつの影は9月に漂う蜉蝣

ふわり浮かんだ灯りの下で
肩を寄せ合い明日を見ていた

君はいつも微笑んで
僕は君を愛した
ふたつの影は9月に漂う蜉蝣

時はいつでも蜉蝣
時はいつでも蜉蝣

風は優しげに詩を唄って
季節は二人に息を潜める

僕はいつも夢を見て
君は僕を愛した
ふたつの影は9月に漂う蜉蝣
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