さざなみぱっしょん

少し気ままに舵取りをしよう
産まれた涙はゆるして
儚い首筋、光れ、日々の泡
誰にも邪魔などできないわ

指のすきま少しずつ
こぼれおちて逃しちゃったの
苦々しく 舌打ちしたって
「繰り返してちゃ、だめなんだ…」

少し気ままに舵取りをしよう
産まれた涙はゆるして
儚い首筋、光れ、日々の泡
誰にも邪魔などできないわ

心ささくれちゃって
優しさに渇いてるんだわ
移ろう雲 追い越されながら
「眺めるだけじゃ、だめなんだ…」

少し気ままに舵取りをしよう
産まれた涙はゆるして
儚い首筋、光れ、日々の泡
誰にも邪魔などできないわ

からまった長い髪
その指でほどくのよ
ゆるやかに
おぁ~お

木漏れ日にまもられ
何か出来たらいいなぁ…
「!」
「こすもすの赤いさざなみと乱暴な風に乗り込もう」

少し気ままに舵取りをしよう
産まれた涙はゆるして
儚い首筋、光れ、日々の泡
誰にも邪魔などできないわ
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