生まれた時のこと

生まれた時のことを
僕は何も知らないんだけど
朝起きた時に視界に映る
カーテンの隙間に差し込む
光は今も嫌いで

君はいつもどんな時
幸せについて考えるの?
僕は手のひらを空に翳す時
どんなことも乗り越えたんだと
不思議な気持ちになるの

たった少しの優しさで
未来をどうやって生きればいいの?
死にたい理由がない僕は
生きること嫌だな でも

いつかこんな日が
懐かしいよねって笑えるようになってほしいな
「まだ若いんだから何にでもなれるよ」って
言ったあの人は
今何をしてるのか知らないけど
僕はずっと変わらないから

きっと上手くいかなくても
二人なら分かり合えるはずってさ
大袈裟に笑う君の横で
終わりを告げるよ

生まれた時はきっと
世界は明るく感じていた
小さい頃に繋いでくれた手
今でも温かい理由はきっと

いつかこんな日が
懐かしいよねって笑えるようになってほしいな
一人で泣いてた狭い部屋で闘う
君に知ってほしいの

嬉しかったこと過去のつらかった
自分は受け入れてほしいな
根拠もないのに「君はきっと大丈夫」って言ったあの人は
今何を信じて生きてるなんて僕はもう知らないけど

でも生きてたいんだよ
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