未来から来た男

ルーム・ナンバー 教えてくれと
ヒゲをはやした男が来たよ
そんな趣味 俺には
ないからと急ぎ足
Streetに押し倒しては 横切ったよ

ピザを頼んで 流しこんでも
何故かあわれな顔がチラツク
ガラス越し見えてる
しゃがみ込む男の
淋しげな様子に胸が
奇妙に不愉快さ

誰にも せつない時はあるから
そんなに せつない顔をするなよ 卑怯さ!

次の日の朝 道を通れば
昨夜の男 死んでいるのさ
渇ききった 瞳には
出来事が 凝固する
まぶたをそっと閉じてやるだけなら
俺にできる

誰にも せつない時はあるから
そんなに せつない顔をするなよ 卑怯さ!

誰にも せつない時はあるから
そんなに せつない顔をするなよ 卑怯さ!
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