笑い上戸

小さな頃から私と来たら
おかしな時に笑い出す
困った癖があったっけ
初めて口づけ交わした時も
まゆげの上に双子のほくろ
月明りの下見つけただけで
驚くあなた構わずに
おかしいよって
ハッハッハ 笑い出すなんて

時々なんでもない事なのに
大事な時に笑い出す
そんな自分が嫌になる
ぼくの故郷へ来てみないかと
いつもの店で聞かされたのに
やたら気取った真面目な顔と
とぎれとぎれの言い方が
おかしいよって
ハッハッハ 笑い出すなんて

ぼくの故郷へ来てみないかと
いつもの店で聞かされたのは
あれはあなたが私にくれた
精一杯のプロポーズ
それも気づかず
ハッハッハ 笑い出すなんて
×