EMBLEM

これで最後と君はふと溢しては
Ah 冷めたコーヒーを飲んだ
雨混じりの街 予報は外れたな

大人になれない僕はまだ探していた
ただただ無防備な時の中で
明け暮れた夢を 僕の横で笑う君を

夕暮れは ためらいもせず
哀しい色して溶けていく
あの頃の君に大人になった
僕が云える言葉

さよならじゃない
ありったけの弱音をこぼして君と行く
碧いままに ただ目の前に
まっさらな夢を見たんだ
誰も知らないこれっぽっちの
他愛もない光を抱きしめて
時空を越えるためのアーカイブ
扉開けばまだ輝いてるんだ

誰にもなれず憧れに駆け抜けた
変わらぬ面影探しては
胸に灯るもの 一つ叶うなら
ざわめく心 待ち人に逢えないままで
夜明けを待つ君に
僕は朝焼けの歌を

さよならじゃない
不恰好でもなりふり構わず云えたなら
蒼い空のさらに向こうに
次がある気がしたんだ
跡形もなく飲み干せば
他愛もないストーリーに見えるんだろう
途方に暮れるたびに考える
僕の横にはまだ君がいる

タイムマシーン君を乗せ
モノクロの光を追い越して飛べたら
誰もまだ見ぬ彼方へ
不揃いのままで 夜を越えて

さよならじゃない
ありったけの弱音をこぼして君と行く
碧いままに ただ目の前に
まっさらな夢を見たんだ
誰も知らないこれっぽっちの
他愛もない光を抱きしめて
時空を越えるためのアーカイブ
きっと何かが待っている
扉開けばまだ輝いてるんだ
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