サーカス

グランドに落ちていたパズルと
今にも消えそうな太陽と
ラクガキ帳いっぱいの青色
帰り道の公園 サビたブランコ

伸びる影追いかけて どこまで?
追いつきやしないよと笑って
抜け出した白い手をさらって
灰色のマフラー切り取った

もうすぐ着くから
ああ このままいっそ
連れ去ってくれないか

終わりの見えない夜にいつも僕たちは
クダラナイ小さな嘘に踊らされてるんだ
どこでも行けると信じた夜に僕たちは
泡色の車に乗って空泳ぐクジラに願うんだ

国道24号線 歩道橋100円コーヒーと
朝焼け待つ君の横顔と
言葉を待つ僕を照らす月

もうすぐ着くから
ああ 繋いでたいのは
僕だったかもなぁ

終わりの見えない夜にいつも僕たちは
クダラナイ小さな嘘に踊らされてるんだ
どこでも行けると信じた夜に僕たちは
泡色の車に乗って空泳ぐクジラに願うんだ
夢が覚めるまではきっと
終わらない夜を願うんだ
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