CHERIE

今宵 月纏う 寝台に寝転がり
好きなだけ戯れていたい強欲なL' amour

爪痕なぞるように触れて また噛み付いて
息をするほど当たり前に

僕にとっての君という存在の意味
そんな自白をさせないでくれ
与えたいなんて愚かな言葉は禁句
ただこの熱を感じて

愛してるじゃ足りないと視界を埋める程近づいた
「僕以外は要らない」と さあ言って
求め合った重力でこのまま夜に堕ちていくのなら
手を離さないで離さないから
すべて捧げよう cherie

罪深いのは 果て知れない渇望
食傷気味の誘い文句じゃ靡かないAu revoir

強請るように掠めたギリギリの声を
尽きるまでもっと聞かせてくれ

僕という罠にだけかかる蝶でいて
そんな独占欲も隠せない
咽せ返るほどの甘い言葉は劇薬
どちらが先に飲み干した

愛してるじゃ足りないと視界を埋める程近づいた
「君以外は要らない」と ささやいて
引き合った引力でこのまま二人溶けていくのなら
もうこのままいっそ一つになりたい
すべて捧げよう cherie
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