我が輩は猫である

Nya Nya Nya Nyan Nyan Nyan
ママと二人ぼっちで暮らしてる
Nya Nya Nya Nyan Nyan Nyan
ママと二人ぼっちのあたたかさ
我が輩は猫である

ママはスマホを 握りしめたままで 暗いキッチンで 居眠りをしてる
いくらママを呼んでも 返事がないの スマホより先に ママは電池切れ
あのとき言葉が 話せたならば 救急車を 呼んでいたのに
ママがいなけりゃ 一人ぼっちじゃ 生きてはいけないよ
ママに会いたいな ママの胸で甘えたい

ママの優しい 匂いを嗅ぎながら フミフミしてたら 朝になったんだ
いきなりドアが開(あ)いて 見たこともない 黒い服を着た 人が立っていた
ママを取り囲み なにかヒソヒソ お葬式のことを 話してるんだ
やさしいママは 寝ているだけさ みんな触らないで
誰にもあげない ママを連れて行かないで

部屋を追われて お腹もすいてきた 目に浮かぶママの あたたかいご飯
いい香りの店を 横目でにらみ ママを追いかけた 小雨の日暮れ道
ふるえて夜通し 泣き続けたら ちから 尽き果てて 夢を見ていた
大きな虹が 見えてそこには 笑顔のママがいた
泣きじゃくりながら ママにしがみついたんだ

Nya Nya Nya Nyan Nyan Nyan
ママと二人ぼっちで暮らしてる
Nya Nya Nya Nyan Nyan Nyan
ママと二人ぼっちのあたたかさ
我が輩は猫である
我が輩は猫である
×