光合成マニアック

太陽可視光(E=hc/λ) 葉っぱの電子(-)を
陽子(+)から離すエネルギー(eV)
入りは波長(λ)だが 出はエネルギー(eV)で 単位がチグハグ
陽子(+)に逆らい 電子(e-)を電圧(V)で運ぶ エレクトロンボルト(eV)
500nmの緑波長(λ)を 2.3eVに換算(1eV=1.602×10-19J)

電圧(+1V)バネから電荷(-1C)離し 戻りたいエネルギー(1J)状態を
ミリカンの電子(-)の電荷(q=1.602×10-19C)代入
電子(-)の位置エネルギーをeVに

原子は紫外線で電子(e-)励起 葉っぱの光合成は
クロロフィル分子が 電子遷移に要るエネルギー(1.8eV、2.8eV)と
共振する太陽可視光(波長λ)の 青色(2.8eV)と赤い(1.8eV)波長を全吸収
ノリ合わない緑(2.3eV)も7割吸収

励起した電子(e-)の存在確率のドミノ倒し
ピコ秒で一か所(反応中心)に集合 まるで量子コンピューターの
重ね合わせ最短経路計算 電子(e-)を省エネに大量輸送

水素イオン(+) 濃度勾配(-)揺り戻し
水車回し作る アデノシン3リン酸ATPを
根からの水(H2O)で加水分解して リン(P)を1つちぎり(ADP)
開放するエネルギーで

葉緑素の半分を占め 地球で最も多い 酵素ルビスコが
CO2を固定した炭素(C)と 水(H2O)をマンガン分解(Mn4CaO5)した
酸素(O2)、水素(4H+)、電子(4e-)で グルコース(C6H12O6)作り

残る電子(4e-)はクロロフィルに戻して 貸し借り清算
余さずエネルギー保存で繋ぐ
光、電子 量子、イオン 化学エネルギー(ATP)の バトンを引き継ぐ
食物連鎖

葉っぱの日焼け止めのために 可視光(λ)の3割占める
緑波長(2.3eV)の吸収率下げ 反射し葉は緑

逆にヒトの眼で3割の M型錐体細胞の
電子(e-)の遷移に要るエネルギー(2.3eV)と
緑波長(2.3eV)がノリ合い共振、励起 タンパク質の変化をきっかけに

細胞膜開き陽イオン(+) 濃度勾配揺り戻し
内部膜電位(+)上り脱分極
ニューロン発火 神経細胞の連鎖が脳に伝い 葉っぱが緑と認識

クロロフィルと錐体細胞 緑の好き嫌い真逆
その狭間で生きるヒトは 緑を愛してやまない
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