Dawning

またおなじ夢で目が覚めた
雨音だけが響いた4AM
“止みそうにもないなぁ”
いたずらに指で描けば 滲んでいくメモリーズ

着古したパジャマの袖から
ぬくもりもほつれてほどけた
あの手を離さなきゃ...って誰の手だよ
微熱に揺れる影

哀が降って流れたら
忘れたことさえ 忘れるかな?
回想でまぶしい夜
無理やり目を閉じた

ベレッタ持って朝日を撃とう、とか
古い映画気取ってさ 笑うよな
戦争が終わったら...ってどの戦争だよ

「さよなら、いつかまた」

哀が降って乾いたら
あの日のようにまだ歩けるかな?
藍が退いて明ける空
また変わらない、朝だ。
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