浦富海岸

都会(まち)を逃れて 浦富(うらどめ)の海
夕日見つめて 立ち尽くす
愛することより 愛されたくて
見ていた夢は 我侭(わがまま)ですか
未練揺れます 鴨ケ磯(かもがいそ)
巣をさまよう 白い波

松を抱いた 小さな島に
あなた偲べば 懐かしい
心は満ち潮 逢いたさ募り
さよなら悔やむ 嘆きの風が
髪を梳く手を 弄(もてあそ)ぶ
胸に切ない 波の音

たった一言 荒砂神社(あらすなさま)に
願う女の 恋ひとつ
痛んだ心を 慰めたって
死ぬほど悩み 忘れた筈と
諭す羽尾(はねお)の 磯千鳥
帰る宛ない ひとり旅
×