真影の炎

一人一人 別の道なら 一つ一つ 違(たが)う色彩
喜怒哀楽の想いを馳せる 昔日(せきじつ)の面影を残して

永き月を巡り受け継がれし心が
時を超え幾度もこの身に問いかけてくる

「お前が描くあの男は何者なのか?」

紅く燃える炎の奥に映る確かな歴史の影
与えられた命題のため光る切っ先は戸惑いを断つ

生きた証 かの物語 決して変わることのないように
迷わないもう恐れはしない疾走(はしれ)刀身大(とうしんだい)のままで

それぞれの宿命(さだめ)を信じて
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