箱庭の秘密

灯消え 凪の水面
囚われている 君の存在に
痛み 朽ちず 眠れぬ夜が
背中を押した

叶うなら もう一度 抱きしめて欲しい
その身体 紡ぐ声 奪ってでも
笑顔さえ 涙さえ ただ愛しくて
面影を いつまでも
追いかけてる

遠い記憶めぐる
幸せな思い出
肩を並べ 笑いあってた日々
なのに 君は 誰かのものになって
胸の 奥に 燻る失望が
今もこの身を焦がす

伸ばした腕 応えてくれ
何を求め 地に堕ち
逃げるのなら 壊してでも
抑えきれぬ 情動は
消えない 炎

祈りは 誰の為のもの(傲慢な意志)
抱えた罪 持て余し 嘆く
誰かが 見捨てた箱庭(祝福を待ち)
誤魔化して(愛を) 嘘に(隠す) 秘密(それは)
未熟な願い

ねじれた存在(確かめて)
相容れない
歪な時(矛盾して)
答えは……?
わからぬまま(始めよう)
繰り返して
終わらない(止まらない)
渦の中で
(溶けていく)
希望
(混ざり合う)

(掴んで)
君と……
(離さない)
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