善人は眠れない

さらば星の光、午前6時をまわり
出さなきゃいけない答えを
あきらめながら眠気を待つ

少し不安なほど低い空を
たやすく飛び去ってしまう飛行機
その茜色に染まる翼よ

命が苦しいのはなぜ?
涙が出そうになって
ダサいラブソング歌って
それでもまた朝日が眩しいのはなぜ?

長い夢をみていたようで
眠ってたのはせいぜい
数十分かそれくらいで
起きたら何もかもが元通り

眠れない間はどこかに隠れて
前髪とかちょこっと切って
窓の向こう星が降って
そのうちまた朝日が眩しく輝いて

長い夢をみていたようで
眠ってたのはせいぜい
数十分かそれくらいで
起きたら何もかもが元通り
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