balloon flower

君はまるで曇り空をすり抜ける星
ひとつずつ並べて綴じたら朝が滲んだ

いつも通り 香る合図と行ったり来たり
今ではもう 逆さまの落書きみたいだ

いつかふたりきりで息を止めて
世界の果てまでを見ていた
もうそこには君はいない

どうか当たり前に笑わないで
世界はまだ続くみたいだ
遠くで霞む僕たちが浮かぶ

鮮明に切り取った雪風 ずっと忘れられない
抱きしめたら もう翻すのは終わり

いつかふたりきりで息を止めて
世界の果てまでを見ていた
もうそこには君はいない

どうか当たり前に君は笑って
世界はまだ続くみたいだ
遠くで光る君に祈るよ

長いようで短い夢のよう
すり抜けた流れ星
夜明けの空が近づいてく
もうここには誰もいない

ひとつずつ並べて綴じたら 朝が滲んだ
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