渚から帰れない

裸足のままで砂浜 気づけば星空……
思いがけない出逢いに
目覚めた恋ね

潮風が髪を通り過ぎ
淋しさだけが残るわ

もしかしたらあの人も 探しに来るかと
誰にも告げずひとりで
ずっと待ってたのに

背中ごしにあなたの声
私を呼ぶわ
振り返ればそのたび
波のいたずらだわ ひとりよ……

陽に灼けた笑顔いまは 切なさ誘うの
明日の約束…ばかね
忘れていたわ

沖を行く舟の灯りさえ
遠く涙ににじむわ

砂に並べて二人の 名前を書いたわ
もしもあなたが渚へ
来たら気づくよう……

帰らなくちゃいけないのに
帰れないから
海に時計投げるわ
言い訳するつもり 今夜は……

背中ごしにあなたの声
私を呼ぶわ
振り返ればそのたび
波のいたずらだわ ひとりよ……

帰らなくちゃいけないのに
帰れないから
海に時計投げるわ
言い訳するつもり 今夜は……
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