遠い木霊

夕日が荒れた胸に
懐かしい歌のように溶ける

砂ぼこり上がる道
野蛮な風に吹かれている

精神(こころ)の果ての闇を照らせず
苛立ちが遠く唸り声あげる

熱いんだ 痛いんだ 泣いてもいいじゃない
この声が響いてる何度も何度も

限りない大空(ソラ)と大地
なんて小さな私だろう

胸砕く自分との争(たたか)いは
避けて通れない

夕陽の炎にあぶられて
焦げた魂に木霊(こだま)する叫び

遠くから響いてるこの声を聞いた
身体中揺さぶるよ何度も何度も
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