流氷たずね人

凍りつくよな 岬の果てに
なぜに鴎よ ついてくる
愛の旅路は 追いつけますか
想う心の すれちがい
なりふりかまわず 抱かれてみたい
今日も流氷 たずね人

胸はあれから 雪降るばかり
いくら季節が めぐっても
浜の焚き火(たきび)に あたれと言われ
涙よけいに あふれ出す
知らない誰かと 暮らしてますか
つらい夢見る たずね人

流れ流れて 岸壁白く
行き場失う オホーツク
鴎お帰り 風邪引く前に
北の祈りは ひとりきり
あなたと逢える日 信じて生きる
恋を灯すの たずね人
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