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窓に映った私の気持ちの行方
床に落ちていった切符は誰も拾わない
私は見逃したくないまま
数字を重ねていけるだろうか

私たちが気づかないといけなかったことは
ミラー越しのメイク崩れじゃなかったね
深呼吸とため息の違いもわからないまま
ノートとペンを動かした

ずっと忘れられないもの
それだけを頼りに

空が綺麗に見えてしまって
靴は周りより汚れていて
涙が奇しくも暖かかった
悔しい

いつからだっけ
期待しないのは
いつからだっけ

過ぎてく時間が違う私たち
相変わらずが苦しくて
戻りたいと呟ける思い出でよかったな
次会う時までを1人で決める
また背伸びをして会おう
後ろ髪まで気遣える女の子にならなきゃな

どんな暗い部屋が待っていたとしても
そのほうが視えるような気がしている
君の “たまに” が私でありますように
だって今日はひとりが辛いでしょ
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