さらば追憶

町が流れてゆく 涙に潤むせいで
季節に追われた蝶のように
一人旅の空
愛はいつでも 夜に紛れた星屑
君の微笑は今も 胸に熱い
想い出抱きしめて 孤独な闇に眠る
乾いた涙の彼方に 熱い日が沈む

風に吹かれてゆく 千切れた雲のように
優しくされたら心が
挫けてしまいそう
夢はいつでも 夜をさまようはぐれ鳥
揺れてゆらゆら男を 少年に戻す
面影抱きしめて 峠に佇めば
哀しい星座の彼方に 熱い日が昇る
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