STRANGE MORNING

カーテンのすき間を朝の気配
ぼんやりと頭のしんがしびれ
どこなのか私思い出せない
指先を伸ばして確かめてみた

安らかな寝息たて
眠ってるあなたがいる
くちびるを少しだけ開けたまま
少年の顔で

朝もやにつつまれ白い街は
気まぐれで泊まった見知らぬ街

眠ってるひとの胸
意味もなくほほ寄せたら
無意識に腕からめ
抱き寄せる仕草するあなた

さよならは口じゃ言えないから
このままで ひとり旅だたせて
テーブルに 残すメモにはただ
赤ペンでひとつハートだけ

恋のスリルは隠し合う秘密
嘘の匂いも刺激の媚薬なのだから…

あなたはいいひとすぎて
少しだけ あきてしまったの

眠ってるひとの眼に
羽みたいくちづけして
温かいベッドから
つま先をすべらせて下りた

さよならは口じゃ言えないから
このままで ひとり旅だたせて
テーブルのメモに画いたハート
バツじるしつけたの ごめんね
Bye bye, my love
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