愛の川

桜吹雪は夢のかけら
静かに静かに燃えて散りゆく
長い人ごみ 押されながら
帰らぬあなたの背中を探していた

流れ流れて 愛の川流れて
いつかほほ笑む明日に会いたい
輝きながら 落ちて行く悲しみも
幸せだと許せるように

何があっても ついてゆくと
あなたの寝顔に呟いた夜

綿菓子のような 空にぼんやり
果たせぬ昨日が 写っては消えた

泣いて涙もかれるほど泣いても
二度とあなたにもう会えないのね

強く抱かれた 温もりだけが今日も
冷たい風に漂っている

どうして何もかも 言えなかったの
全てをなげうることを恐れて

流れ流れて 愛の川流れて
いつか素直な私になりたい
たとえこの世が突然崩れても
二人の愛を守れるくらい

流れ流れて 愛の川流れて
いつかやさしい私に会いたい
桜の花が命をくれるように
愛する人を愛せるように
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