August

きっと靄の奥に
君が見えるんだね
いつも逢える距離に
僕らはいないけど

夕景に恋が揺れてる
今頃君はどうしてんだろう

8月に見た 君の浴衣姿
綺麗すぎて 涙が出そうだ
どんなに君を欲しがってみても
触れられないよ 触れられないよ

夏の匂いだね
君が横で言った
駅の改札を抜ければ
別々のホームへ

少しだけ遅く歩いて
ぐずぐず君との時間を

寂しいくせに そばにいたいくせに
つよがった日の僕を握りしめた
8月は今 君をさらって逃げた
遠くの空へ 遠くの空へ

今日もあの日の君のかけらを見て
嬉しくなったり 苦しくなったりするんだ
まだ見えない逢えないでも君とのこれからを
信じて眠る夜に

8月に見た 君の浴衣姿
綺麗すぎて 涙が出そうだ
写真フォルダの中で笑う君
思い出すよ 思い出すよ

距離の長さも不安も涙も
僕らはきっと乗り越えられるさ
離れていても 時間が経っても
想っているよ 想っているよ

いつだって君を いつだって君を
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