三浦三崎のマドロスさん

別れ惜しんで波止場の隅で
泣いていた娘のいじらしさ
南十字の星見るたびに
待っていなよと言ってるぜ
三浦三崎のマドロスさん

海の匂いがたっぷりしみた
赤いジャケツの浮寝鳥
情知らずとうらまでお呉れ
夢で詫びてる男だぜ
三浦三崎のマドロスさん

なんであの日にやさしい言葉
かけてやらずに遠く来た
泣くな咽ぶな夜霧の汽笛
きけば想いがなお増すぜ
三浦三崎のマドロスさん
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