きみと雨

今まで君を待ってたよ
どんな明日も少しだけ重ねる
忘れることはないけれど
会いに会いに行けたらいいのに
テーブルの上 散らかる部屋
一息つくコーヒーの匂い
カーテン越しに聞こえる音

曖昧だけど覚えていること
街を変えて日々を変えても
今まで君を待ってたよ
どんな歌が流れてもかき消す
忘れることを拒んでる

会いに会いに行けたらいいのに
感情を時には預けて
涙止まるのを待てば
3年の月日が流れて
勿忘の雨がまた降り出す

楕円に広がるふたりの
関係はいつまでもずっと
変わらずに時間を進める
どこにでもあるようなストーリー

街を変えて日々を歌えども
移ろう心待ってても
窓に張り付く後ろ姿霞んで
色濃く残る今日までを
終わることも自分では選べない
分かりやすく君に届けばもう

今まで君を待ってたよ
どんな歌が流れても仕方ない
忘れることを待ってても
それはきっと訪れはしないね
それでも君を待ってるよ
街を潤すこの季節の雨は
忘れることを拒んでる
会いに 会いに行けたらいいのに

いつまでもどこまでも本音を漏らせば
君に会いたい 今の君と話したい
(変わらずきみを待ってるよ)
どれだけ願っても届かない想いは
(忘れることはないからさ)
これからもずっとこの雨を彩るよ
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