美人薄命

月の砂漠であなたと二人
愛に揺られる夢を見たわ
金と銀とのベールをはいで
一人夜ふけに頬を染める

美人薄命 そう言うじゃない
だから生きてる今がすべて
髪の芯まで自惚れたいの
あなた何人知ってますか

愛に 命賭けて
夜ごと 紅をさして
一目ぼれなら 仕方ない
たとえ 千の指で
誰に 口説かれても
あなたしかいらない

南風でも吹いたら寒い
おとぎ話を囁いてよ
だけどあなたは眠りが深い
こんな気持ちに背中向けて

美人薄命 くやしいじゃない
いつかその手で裏切るのね
いとしさに効く薬はなくて
そっと唇噛んでしまう

愛に しがみついて
夜ごと 悲鳴あげて
禁じられても遅すぎる
たとえ 跪いて
誰に 頼まれても
あなたしか抱けない

愛に 命賭けて
夜ごと 紅をさして
一目ぼれなら 仕方ない
たとえ 千の指で
誰に 口説かれても
あなたしかいらない
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