ねずみの記憶

夢と よく似てる
ねずみ色の街かど
コート着たふたり
5時の鐘をきいた

ゆれる 水面のような
瞳がふるえるとき
秘密にしてたい
砂糖をひとつずつ

次に出会うのなら
冬の海がいい あぁ
砂に足をとられ
帰らないまま 消えた
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