青春のシルエット

ありふれた花言葉の代わりに、
想い出を紡いでゆく 花束のシルエット。

君に出逢えたのは 偶然ではないこと。
夜明けを待ちながら 朝まではしゃいでたこと。

寂しさを隠したまま 笑ったりしていたこと。
すべてが蒼く染まってゆく。

汚れたスニーカーのつま先を合わせて、
君と約束をした あの夜を忘れないよ。

ありふれた花言葉の代わりに、
僕らが過ごした日々を描こう。

花束を重ねて 創った君の影は、
さよならの先にある 友情のシルエット。

青春という名をした 空まわりしていた日々。
すべてが輝き始めてく。

汚れた手ぶくろの指先を合わせて、
同じ星を作った あの夜を忘れないよ。

ありふれた青い春の代わりに、
いま確かな足跡を残そう。

分かってないくせに、分かったふりをした。
夢うつつ、恋うらら、青春のシルエット。
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